お金を回収 スカートもズボンもなし?
さて、「預けたお金を出して頂戴」の翌日には、もちろん何も覚えていなかった。
その日は、身内の入院の報からトンちゃんの一日は始まった。
「ねえ、Pさんがたいへんなんだって」
「あら、まあ、それはそれは」・・・と電話を受け取ったトンちゃんは、
電話を持ったとたん、「皆さんお変わりない? え?あら、どうしたの!!」
と、瞬間でリセットされている。
泣きながら電話を置いたので、そのまま気分転換に散歩に連れ出した。
でも、そんな転換必要なかったみたい。
すべてが本当に一瞬だ。
それほどに短期記憶をやられても、それなりに一見まとも。ほんとうにすごい。
散歩時に、久しぶりに小銭入れを持参していた。
何か買ってくれるつもりらしい。
でも、たぶん入っているのは300円ぐらい。
それでスーパーへ行くのは、想像するだけで頭が痛い。
でも、幸い、帰るころには、忘れていた。
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さて、その翌日。トンちゃんは、デイ。
順調に食事にでてきてくれたが、何かがおかしい。
何だろう?・・・すぐピンとこない私もすごい(笑)
トンちゃん、ズボンもスカートもはいていないのだ。
ストッキングを履いているし、その下にもショーツのほかにもたくさんはいているが、
肝心なものがない。
指摘すると、「出かけるときにはズボンを履きますから」と平然。
でも、結局「みなさんに失礼かしら」と履きに戻った。
そういう問題ではない!
スカートもズボンもなしというのは、ありえないじゃん!
万一履き忘れたら、「あら、やだ私ったら慌ててて・・・」とかなんとか言うもんだろうし。
ま、そんなこと言っても仕方ないけど、結構ショッキングだった。
トンちゃんが出かけた後、部屋にはちゃんと数万円のお金があった。
えて君と打ち合わせて、全部預かってしまった。
まあ、要求があれば、せいぜい5千円ぐらい渡すかな。
トンちゃんのカレンダーに渡したことをメモさせるかな。
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